自分のパソコンに開発環境を用意する

これまで、PSNでは環境構築の必要がないWebサービスを利用してプログラミングの学習をしてきました。

なぜなら、プログラミングで挫折する大きな理由に環境構築があるからです。

プログラミングを学習する以前の環境構築でプログラミング自体を諦めてしまわないようにするためです。

ただ、ここまで進んでいる方は、すでにプログラミング自体は徐々にできるようになっているはずです。

そうなってくると、より複雑で自分好みのアプリケーションを作ってみたいと考えるようになると思います。

その場合、Webサービスだけでは限界があり、自分のパソコンに開発環境を用意することが必要不可欠になってきます。

そこで今回は、自分のパソコンに開発環境を構築する方法を紹介します。

Pythonで開発するための最も簡単な構築方法を紹介するのでぜひチャレンジしてみてください。

使用する開発環境

今回は「Anaconda」という開発環境を使用します。

「Anaconda」はPythonをはじめに、開発に便利なツールやライブラリを一括でインストールしてくれるので、自分のパソコンでの開発がスムーズに行えるようになります。

注意
注意 すでに自分のパソコンにPythonの開発環境(PyPI等含む)がインストールされている場合はそちらを使ってください。 「Anaconda」をインストールすると競合する可能性があります。

「Anaconda」のインストール方法

「Anaconda」を次の手順でインストールしてください。

以下のページに移動します。

Download Anaconda Distribution | Anaconda
Download Anaconda's open-source Distribution today. Discover the easiest way to perform Python/R data science and machine learning on a single machine.

使用する環境に合わせてインストーラーのリンクをクリックして、インストーラーをダウンロードします。

インストーラーのファイルをダブルクリックしてインストールを実行します。

■インストーラーファイル名の例

Anaconda3-2021.11-Windows-x86_64.exe

セットアップ画面が表示されるので「Next」をクリックします。

規約を最後まで確認したら「I Agree」をクリックします。

使用するユーザーを選択します。推奨されている通り「Just Me」で良いと思います。

インストールするパスを設定します。特に理由がなければそのままで良いので「Next」をクリックします。

オプションを選択します。推奨の通り、下だけチェックして「Next」をクリックしてください。

インストールが始まります。

インストールが終了したら、「Next」をクリックします。

次もそのまま「Next」をクリックすればOKです。

チェックは2つとも外して「Finish」をクリックします。

以上でインストールは完了です。

簡単な動作確認

インストールが終了したら簡単に動作確認をしてみましょう。

スタートメニューから「Anaconda Navigator(anaconda3)」をクリックします。

しばらくすると、「Anaconda Navigator」が起動して、以下のような画面が表示されます。

JupyterLabの動作確認

「Anaconda Navigator」が起動したら「JupyterLab」での動作確認をしてみましょう。

これは、これまで使用してきた「Google colaboratory」と同様のインターフェイスになるので、迷うことなく使用できると思います。

「Anaconda Navigator」から「JupyterLab」の「Launch」をクリックして「JupyterLab」を起動します。

「JupyterLab」が起動したら「Python 3」をクリックしてください。

次のように「Google colaboratory」とよく似た画面になります。

最初のセルに「print(‘Hello’)」など簡単なコードを入力し、実行ボタンをクリックして動作を確認してみてください。

なお、実行ボタンはメニューの三角のボタンです。

Spyderの動作確認

続いて「Spyder」の動作確認を行います。

「Spyder」を利用すると、より本格的なプログラミングが行えるようになります。

「Anaconda Navigator」から「Spyder」の「Launch」をクリックして「Spyder」を起動します。

「Spyder」が起動されると次のような画面になります。

簡単に画面構成を説明すると、左のボックスにコードを書き、右下のボックスに結果が出力される構成になっています。

左のボックスに「print(‘Hello’)」など簡単なコードを入力し、実行ボタンをクリックして動作を確認してみてください。

なお、実行ボタンはメニューの三角のボタンです。

以上で自分のパソコンに開発環境を用意することができました。

より高度なプログラミングにチャレンジしてみてください。

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