Whois情報取得

機能説明

ドメインのWhois情報を取得するツールです。

ライバルサイトの情報を取得することができます。

Whois情報とは
「Whois情報」とは、サーバー情報やドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービスです。 このツールではドメイン名を設定することでこれらの情報を取得します。

前準備

このツールではWhoisというライブラリを使用します。

Colaboratoryには多くのライブラリがあらかじめインストールされていますが、Whoisライブラリはインストールされていません。

そこでまず先にWhoisライブラリをインストールする必要があります。

ライブラリをインストールするには「!pip install」コマンドを使用します。

Colaboratoryで下記コマンドを実行してください。

!pip install python-whois

「Successfully installed」と表示されたらインストール成功です。

ちなみに、インストールせずに実行した場合、「ModuleNotFoundError」というエラーが発生します。

コード全体

下記コードをColaboratoryに貼り付け、実際の動作を確認してください。

◆コード

import whois

ret = whois.whois('hidero.net')

print(ret)

◆結果

{
  "domain_name": [
    "HIDERO.NET",
    "hidero.net"
  ],
  "registrar": "GMO INTERNET, INC.",
  "whois_server": "whois.discount-domain.com",
  "referral_url": null,
  "updated_date": [
    "2021-08-14 06:27:10",
    "2021-08-14 15:27:10"
  ],
  "creation_date": "2017-09-04 04:18:54",
  "expiration_date": "2022-09-04 04:18:54",
  "name_servers": [
    "NS1.XSERVER.JP",
    "NS2.XSERVER.JP",
    "NS3.XSERVER.JP",
    "NS4.XSERVER.JP",
    "NS5.XSERVER.JP",
    "ns1.xserver.jp",
    "ns2.xserver.jp",
    "ns3.xserver.jp",
    "ns4.xserver.jp",
    "ns5.xserver.jp"
  ],
  "status": "ok https://icann.org/epp#ok",
  "emails": [
    "abuse@gmo.jp",
    "whoisproxy@value-domain.com"
  ],
  "dnssec": "unsigned",
  "name": "Whois Privacy Protection Service by VALUE-DOMAIN",
  "org": "Whois Privacy Protection Service by VALUE-DOMAIN",
  "address": [
    "3-1 Ofuka-cho",
    "Grand Front Osaka Tower B 23F"
  ],
  "city": "Kita-ku Osaka-shi",
  "state": "Osaka",
  "zipcode": "530-0011",
  "country": "JP"
}

機能の説明

1.

import whois

ライブラリをインポートしています。

2.

ret = whois.whois('hidero.net')

ドメインを指定してwhoisコマンドを実行し、その結果を変数retに入力します。

3.

print(ret)

結果を出力します。

カスタマイズ

1.
name_serversのデータだけ抽出して表示してください。

なお、retに入力されたデータは辞書型と同様に扱うことができます。

ヒント1を見る
辞書型と同様なので次のような書き方ができます。

ret['name_servers']

2.
name_serversのデータだけを抽出したら1行ずつ加工して表示してください。

具体的には以下のような表示結果になるようにします。

1番目のネームサーバーはNS1.XSERVER.JPです。
2番目のネームサーバーはNS2.XSERVER.JPです。
3番目のネームサーバーはNS3.XSERVER.JPです。
4番目のネームサーバーはNS4.XSERVER.JPです。
5番目のネームサーバーはNS5.XSERVER.JPです。
6番目のネームサーバーはns1.xserver.jpです。
7番目のネームサーバーはns2.xserver.jpです。
8番目のネームサーバーはns3.xserver.jpです。
9番目のネームサーバーはns4.xserver.jpです。
10番目のネームサーバーはns5.xserver.jpです。
ヒント1を見る
ret[‘name_servers’]は配列です。
for 文を使用して繰り返し実行します。
ヒント2を見る
何番目の値か表示するために、カウンター用の変数を1つ用意します。

3.
自由にカスタマイズしてみてください。
「このようにカスタマイズしてみたい」という要望があって、やり方がわからない場合はチャットワークで質問してください。

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