ライブラリについて解説します。
ライブラリとは
ライブラリとは優秀なプログラマーが作ったプログラムを僕たちのような普通の人でも利用できるようにまとめたものです。
ライブラリがあるおかげで本当ならめちゃめちゃ大変なプログラムも簡単に作り上げることができます。
ライブラリの使用例
以下は、「ipad」のサジェストキーワードを取得するコードです。
from time import sleep import requests import urllib.parse import random url = 'https://www.google.co.jp/complete/search?hl=ja&output=toolbar&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox&q=' chrs = [] chrs = ["あ","い","う","え","お","か","き","く","け","こ","さ","し","す","せ","そ","た","ち","つ","て","と","な","に","ぬ","ね","の","は","ひ","ふ","へ","ほ","ま","み","む","め","も","や","ゆ","よ","ら","り","る","れ","ろ","わ","を","ん"] key = 'ipad' slist = [] for ch in chrs: r = requests.get(url + urllib.parse.quote_plus( key + ' ' + ch)) if r.status_code == 200: buf = r.json() suggests = [key + ' ' + ch,[ph for ph in buf[1]]] slist.extend([suggests]) sleep(random.uniform(0.03,0.5)) for s in slist: print(s[0]) print('*******') print(s[1])
こんなプログラムがたった20行で実現できるのもライブラリをふんだんに使ってるからです。
例えば、コードの中で以下のコマンドを実行しています。
requests.get
これは指定したURLのWebページの情報をすべて取得するためのコマンドです。
これを使って、以下のようにヤフーのURL(yahoo.co.jp)を指定して、実行するとヤフーのトップページの内容をいっぱつで全て取得できるということです。
requests.get('yahoo.co.jp')
このようなことを実現するためには、本当ならインターネットの仕組みを理解したりTCP/IP、HTTPプロトコルと言った小難しい内容を学習する必要があったりします。
専門書を何冊も読む必要があるかもしれません。
さらに、最初から自分でコードを書いていったら数百行とかは余裕で必要だと思います。
でも、ライブラリを使用すると、1行だけで実現させることができます。
requests.get
ライブラリの使い方
ライブラリは使用するためには、はじめにライブラリを読み込むだけでOKです。
次のようにimportコマンドを使用するとライブラリを読み込むことができます。
import requests
これだけでrequestsというライブラリを読み込みrequests.getコマンドを利用できるようになります。
このようなライブラリが「Python」には豊富に用意されています。
「あんな機能を実現したいな」と思ったらまずはライブラリを探すところから始めてください。
大抵のことはライブラリの組み合わせで実現できます。
ライブラリはプログラミングに必要不可欠なのでどんどん活用してください。